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絵本棚シリーズ始まって以来、
初めて“キシル”らしい本の紹介です♪
「日本の材木 杉」
あまりにストレートなタイトルに釘付けです!
「杉発見の旅」に招待された4人がこの本の主役。
日本人になじみの深い「杉」について学ぶべく、
バスツアーの始まり始まり~。
日本にはたくさんの杉林がありますが、
なぜこんなに植えられたのか、
どんな用途で使われるのか、
絵と文で、分かりやすく描かれています。
そしてバスはタイムスリップ!
江戸時代や弥生時代の
杉と人との深~い関係が明らかになります。
読むだけで「杉博士」になれちゃう楽しい一冊です。
ところで。
キシルの机はひのき製ですが、
ある一部分だけ「杉」が使われています。
それはどこでしょう?
答えは、
引き出しの底板!
杉には優れた調湿作用があり、
中に入れた書類を湿気から守ってくれます。
ちなみに、奈良の正倉院は
ひのきで建てられていますが、
中にしまわれている宝物は
杉で作った箱にしまわれているそうです。
昔の人の知恵は、すばらしいですね。
《日本の材木 杉》
ゆのきようこ/文
阿部伸二/絵
理論社