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そろそろ、3学期も終わりに向かいますね。
子どもたちにとって、
なかよしの友達との別れも少しずつ近づく、切ない季節。
今日ご紹介するのは、女の子の友情を描いたお話です。
「あのときすきになったよ」
主人公は小学1年生の「しっこさん」と「わたし」。
クラスから少し浮いた感じの「しっこさん」。
「わたし」も彼女にはあまり近づかないのだけれど、
保健室、校庭、
なぜだか時おり一緒になるふたり。
心の距離はいつしか、少しずつ近づいていき、
ある日の授業中、「わたし」に大きな事件が起こります。
そのとき、しっこさんがとっさに取った大胆な行動とは……!!
学校という、子どもだけの世界って、
日々ドラマが生まれているんだなぁと
素直に感動できるおはなしです。
そしてわたしたち大人は、勝手な価値観で
子どもたちのドラマに
ズカズカと入り込んじゃいけないんだなと感じます。
舞台は小学校1年生の教室ですが、
どの学年にも十分伝わる内容。
(もしかしたら、読み聞かせるには高学年のほうが
向いているかもしれません)
《あのときすきになったよ》
薫くみこ/作
飯野和好/絵
教育画劇