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赤ちゃんのときに使っていたタオルや毛布。
幼稚園や保育園に上がっても、
なかなか手放せなかったりしますよね。
ジェインのもうふ
このお話の主人公、ジェインもそうです。
赤ちゃん時代からのお気に入り毛布。
ある日、お母さんが処分しようとすると、
ジェインは大泣きして探そうとします。
やがてお使いができるようになり、
一人で自転車に乗れるようになり……。
さて、毛布はどうなったでしょう。
この本が翻訳・発行されたのは1971年。
ずいぶん昔の物語ですが、
いまなお多くの子どもたちに
読み継がれています。
「赤ちゃんのときのあたたかい記憶」が
子どもたちにとって、いかに安心できるものか、
示しているのかもしれませんね。
70ページほどの物語です。
毎晩一節ずつ読んであげるのもおすすめです。
《ジェインのもうふ》
アーサー・ミラー/作
アル・パーカー/絵
厨川圭子/訳
偕成社