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今日ご紹介するのはこちらの本。
かわいい女の子が印象的な表紙です。
てんさらばさら てんさらばさら
主人公の女の子、まゆ。
空から降ってきた雪のようなものに驚くと、
「それは”てんさらばさら”だよ」
とおばあちゃんが言います。
おしろいの粉をかけて増やしていくと、
幸せが訪れるそうです。
ただし、これを持っていることは
決して誰にも気づかれてはならないよ、と。
まゆはてんさらばさらを大切に増やします。
すると
ほしい下駄が手に入り、結婚し、子どもが生まれ、、、
まゆの身に、幸せが次々と訪れます。
まゆは毎日、てんさらばさらに
おしろいをかけて大切に育てていきます。
ところが、増えすぎたてんさらばさらの存在を
家族に感づかれてしまうのです。
「もうこれで、幸せはやってこない」と
悲しがるまゆに、
旦那さんがかけた言葉とは……?
女の子の「幸せ論」にもつながるこの絵本。
奥が深いです。
《てんさらばさら てんさらばさら》
わたりむつこ/作
ましま せつこ/絵
福音館書店