NEWS

2018.09.24 Mon

Other

「ゆびたこ」 ~キシルの絵本棚~

小学校の入学準備が少しずつ進んでいくと、

「もう小学生になるのに、こんなんでいいのかしら?」

なんて、親のほうが焦ってしまうこと、
多々出てきますよね。

 

かくいうわが家も、娘が小学生になっても
指しゃぶりをやめられなくて困っていました。

ゆびたこ

ゆびたこ

 

もうすぐ小学生になるのに、
なかなか指しゃぶりをやめられない「わたし」。
包帯を巻いたり、お父さんに叱られたりしても
夜になるとつい、吸ってしまいます。

 

するとある日、親指にできた「ゆびたこ(吸いだこ)」が
突然大阪弁でしゃべり出すのです。

「もっと、ゆびしゃぶりして
わいのこと おおきくしてや~」

「うそやろ~! どうしよう……」

 

 

 

「ゆびたこ」と「わたし」との軽妙なやりとりに
思わずププッと笑ってしまいます。

そして、「ゆびたこ」が消えていくときには
何となく寂しい気持ちに……。

さて、「わたし」は無事に指しゃぶりを
やめる事ができるのでしょうか!?

 

余談ですが、わが家の娘は
7歳の誕生日に「7さいになったからやめる」といきなり宣言し、
その日以来、ぱたりと卒業しました。
あまりにあっけない出来事で、親の方が拍子抜け。

 

どんなことも、
その子その子のタイミングがあるものですね。

 

《ゆびたこ》
くせ さなえ/作
ポプラ社

 

 

News topへ戻る