キシルには、毎日「机が届きました!」のおたよりが届きます。それぞれのご家族のストーリーが伝わってくるメッセージは、スタッフにとって大きな励みです。
これまでにお寄せいただいたおたよりは、延べ650件以上。「あのときにお手紙をくださった方はいまどうしているだろう?」との思いから、以前にフォトギャラリーにご応募いただいたお客さま2組に、購入した頃の思い出や現在の家具の様子などを伺ってみました。
キシルとの出会いは、8年前のさんぽ道。
京都府の石田さんファミリー
編集部)
石田さんご夫妻がキシルをお知りになったのは、まだ結婚前だったのですね。たまたま散歩で通りかかった「童具店 京都」に展示してあったデスクセットをご覧になったとのこと。
石田さん)
確か8年くらい前だったと思います。偶然入った小さなお店で見た、シンプルな木の机に一目ぼれ。その後結婚し、少し離れたところに引っ越したので、お店の名前も忘れてしまっていました。
そして一昨年のこと。息子の入学準備を始めたとき「あのときの机がいい」と夫と話し、意気投合! ただ、店名が分からないので検索ができず、頼りになったのは当時の記憶だけ(笑)。「まだお店あるかなぁ」とドキドキしながら行ってみました。
編集部)
そして無事、童具店を見つけられたのですね。
石田さん)
机を見た瞬間、「やっぱりコレだ!」となりました。シンプルだけど存在感があり、それでいて飽きないデザイン。実はその前に、似たような机をいくつか見てみたのです。パッと見は似ているんだけど、でも素材感や優しさがやっぱり違う……。だからキシルと再会できたときは本当にうれしかったです。
編集部)
そう言っていただけてうれしいです。当時3歳の弟さんの分と一緒に購入してくださったのですよね。
さて、使い始めて2年目ということですが、机はどこに置いていらっしゃいますか?
石田さん)
子ども部屋に2台並べて置いています。窓側に置いているので、実は弟の机は少々日に焼けてしまって……。ただ、日が当たっても、はね返ってくる光はそれほどまぶしくないんです。木の机のよさかなぁと思っています。
ご兄弟が並んで机に座り、お兄ちゃんが本読みをしたりプリントを一緒に解いたり。仲のいい様子が写真からも伝わってきます。
編集部)
木には紫外線を吸収する働きがあるので、目への刺激が少ないといわれています。そのことを実感していらっしゃるのですね。
石田さん)
机の天板には、はみ出した鉛筆の線や工作の途中で付いてしまったキズが残っています。はじめのうちは、息子が鉛筆で汚すたびに「あっ」と心の中で叫んでいましたが(笑)、それも今ではいい思い出です。
汚れもキズも、使い続けるうちに周りとなじんで気にならなくなるのが不思議ですね。私自身、おおらかな気持ちで見ていられるようになりました。
机やワゴンの引き出しには、ノートや鉛筆、たからものなどが入っています。お兄ちゃんいわく「大きな引き出しがだいすき。大事なものがたくさん入るから」とのこと。
今年妹さんが誕生。家族みんなのアイドルです。「いずれは同じ机をそろえてあげたいな」とママ。
キシルの机をずっと覚えていて購入してくださった石田さんファミリー。実際にお使いになってみて、木の机ならではのメリットをたくさん実感していらっしゃるようです。
さて続いては、4年前の入学時にランドセルラックを、そして4年生になってデスクを購入されたご家族です。ご主人にお話をうかがいました。
入学時にランドセルラック、そして4年生で学習机を。
東京都のYさんファミリー
さて続いては、4年前の入学時にランドセルラックを、そして4年生になってデスクを購入されたご家族です。ご主人にお話をうかがいました。
編集部)
4年前、娘さんのランドセル選びで土屋鞄を訪れた際にキシルの「ランドセルラック」を気に入ってくださったんですね。
Yさん)
第一印象で即決でした。日本の木でできていること、土屋鞄とのコラボレーションということで「ひとつひとつ、職人さんが大切に作っているんだな」と感じられたことがポイントです。
ポールハンガーは、「これがあればバッグや帽子をサッと片づける習慣ができそう」と妻と意見が一致。使ってみると想像通りで、子どもたちは学校や保育園から帰ると必ず片づける癖がつきました。購入して正解でした。
編集部)
ありがとうございます。確かに、親はつい「片づけなさい!」と言ってしまいがちですが、その前に収納スペースを作ってあげることが大切ですね。
Yさん)
そうだと思います。モノも、帰る場所がないと片づけられないですからね。「ランドセルのおうち」を用意することで、大切に扱う気持ちが育ってくれたと思います。来春入学する息子にも、先日ランドセルシェルフを購入しました。
編集部)
そして現在4年生になられた娘さんには机を。
Yさん)
そうです。いままで娘はリビング学習でしたが、下の子たちが成長し、リビングでは娘が集中できづらくなったこともあり、机を購入しました。「自分だけの机」はやっぱりうれしいようですね。静かな環境で勉強ができ、はかどっているようです。
編集部)
4年前に購入されたランドセルラックと、今回仲間入りされた机。風合いなどを比べてみていかがでしょう。
Yさん)
やはり、風合いがはっきり違ってきています。ランドセルラックはいい色合いになりました。
実は、妻の父が材木関係の仕事をしており、私自身は以前秋田杉の職人さんに1日弟子入りした経験もあったりして、もともと「日本の木」には強い思い入れがあるんです。そしてキシルの家具を使うようになり、年月やお手入れによって「家具の顔色、顔つき」が変わることを実感しています。
4年が経過したランドセルラック。しっとりとしたあめ色に変わってきています。
編集部)
「家具の顔色」ですか。素敵な表現ですね。そしてお義父さまが木のお仕事を、ご主人は1日弟子入り! 木にゆかりのあるご家族にキシルを選んでいただけてうれしいです。さて、メンテナンスはどのようにされていますか?
Yさん)
季節の変わり目には、親子でみっちりオイルメンテナンスしていますよ(笑)。木にしても革にしても、ほうっておくのと手入れしてあげるのとでは、5年10年経つとまったく違う顔になります。「いい顔」に育てるには、手をかけてあげるのが一番。その思いは子どもにも伝わっていると思いますし、子ども自身も家具たちに愛着を感じているようです。
寝室の一角を学習スペースに。勉強に関するものはすべて手の届くところにまとめています。
きょうだいの荷物はポールハンガーへ。「将来は里山の机を3つ並べる予定(笑)」とご主人。
お子さんの成長に合わせ、そのときどきに必要な家具を揃えていらっしゃるYさんファミリー。木に思い入れのあるご家族ならではのこだわりが見えました。
キシルフォトギャラリーでは、たくさんのユーザーさんからの写真を見ることができます。家具の種類別、また「リビング」「子ども部屋」など机の置き場所別にチェックすることもできます。コーディネートの参考に、ぜひご覧ください。